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Ohshiro Groupについて

サイトのセキュリティ対応実績|定期・スポット対応の事例まとめ

Ohshiro Group

2026年7月3日

弊社では、運営支援を行うクライアント様のWordPressサイトに対して、定期的なセキュリティ対応およびスポットでの緊急対応を実施しています。本記事では、これまでの対応実績を定期対応・スポット対応に分けてご紹介します。Webサイトのセキュリティ強化を検討している方や、同様の課題を抱えている方の参考になれば幸いです。


なぜWordPressのセキュリティ対策が重要か


WordPressはCMS市場で圧倒的なシェアを誇る一方、その普及度の高さゆえにサイバー攻撃の標的になりやすいプラットフォームでもあります。ボットによる自動スキャンや管理画面への総当たり攻撃は日常的に発生しており、サイトの規模や知名度に関係なく被害を受けるリスクがあります。


特に「構築して公開したまま放置」という状態のサイトは脆弱性を抱えていることが多く、気づいたときにはすでに被害が出ているケースも少なくありません。


WordPressの脆弱性を狙った攻撃の多くは、プラグインやテーマの古いバージョンに存在するセキュリティホールを突くものです。攻撃者は特定のサイトを狙うのではなく、脆弱なバージョンを使用しているサイトをボットで自動的にスキャンして攻撃を仕掛けてきます。


また、WordPressはデフォルトの設定のまま運用されているケースが多く、管理画面のURLが誰でも推測できる状態であったり、REST APIからユーザー名が取得できる状態になっていたりと、攻撃者にとって有利な条件が揃っていることがあります。こうした状況を放置することは、不正ログインや情報漏えい、サイト改ざんといった深刻なリスクに直結します。


弊社ではそうした状況を防ぐため、クライアント様のサイトに対して継続的なセキュリティ対応を行っています。


定期対応(半年に1度程度)

定期的に実施しているセキュリティ対応は以下の通りです。

対応項目

内容

WAF設定・チューニング

Webアプリケーションファイアウォールのルールを定期的に見直し、最新の攻撃パターンに対応したフィルタリングを維持する

ログ監視設定

アクセスログ・エラーログの監視設定を見直し、不審なアクセスパターンを検知できる状態を維持する

API制限の見直し

REST APIへのアクセス制限を定期的に確認・更新し、不要なエンドポイントの露出がないかチェックする


WAF設定・チューニング

WAF(Webアプリケーションファイアウォール)は、SQLインジェクションやXSS(クロスサイトスクリプティング)などのWebアプリケーション層への攻撃を検知・遮断するための仕組みです。導入して終わりではなく、攻撃手法の変化に合わせた定期的なチューニングが必要です。


ルールが古いままでは新しい攻撃パターンを検知できず、WAFが形骸化してしまいます。弊社では半年に1度を目安にルールの見直しを行い、誤検知(正常なアクセスをブロックしてしまうケース)の調整も合わせて実施しています。また、WordPressのプラグインやテーマのアップデートに伴い、既存のWAFルールとの競合が生じることがあるため、アップデート後の動作確認も重要な作業の一つです。


ログ監視設定

ログ監視については、単に記録するだけでなく「異常を検知できる仕組み」を整備することが重要です。不審なIPからの大量アクセスや、管理画面への繰り返しのログイン試行、存在しないURLへのアクセスパターンなどを早期に把握し、対処できる体制を維持しています。


特に注目しているのは、短時間に同一IPから大量のリクエストが発生しているケースや、wp-login.phpへのPOSTリクエストが集中しているケースです。これらはブルートフォース攻撃やクレデンシャルスタッフィング攻撃の兆候として捉え、該当IPのブロックや追加の認証強化を検討するトリガーとしています。


API制限の見直し

WordPressのREST APIは便利な機能ですが、デフォルトでは外部から多くの情報が取得できる状態になっています。特にユーザー情報エンドポイントはユーザー名が外部から取得可能な状態になりやすく、ブルートフォース攻撃の糸口となるリスクがあります。定期的にアクセス制限の設定を確認・更新し、不要なエンドポイントへの外部アクセスを最小化しています。


スポット対応(依頼ベース)

「困ったときに助けてほしい」という依頼も多く受けています。主なスポット対応の内容は以下の通りです。

対応項目

内容

よくある背景

不正ログイン試行のブロック

管理画面への総当たり攻撃を検知・ブロックする設定を実装

「ログインエラーが大量に出ている」「身に覚えのないログイン履歴がある」

バックアップ体制の整備

定期バックアップの仕組みを構築し、復旧手順を整備

「バックアップを取っていなかった」「サイトが壊れて戻せない」

セキュリティヘッダーの設定

X-Content-Type-Options・X-Frame-Options・HSTS・CSPを実装

「セキュリティ診断でEランクが出た」「ヘッダー未設定を指摘された」

REST APIアクセス制限

未認証リクエストへのアクセス拒否・ユーザー情報漏えい対策

「ユーザー名が外部から取得できると診断結果に出た」


不正ログイン試行のブロック

不正ログイン試行のブロックは、被害が表面化してから相談を受けるケースが多い対応項目の一つです。「サーバーの負荷が急に上がった」「メールで大量のログイン失敗通知が届いた」といった症状が出て初めて気づくケースも珍しくありません。


対策としては、管理画面のURLをデフォルトから変更する・ログイン試行回数を制限してアカウントをロックする・特定IPのみ許可するホワイトリスト設定を導入する・二要素認証を実装するといった複数の施策を組み合わせて対応しています。単一の対策では不十分なケースが多いため、サイトの運用状況に合わせた最適な組み合わせを提案しています。


バックアップ体制の整備

バックアップ体制の整備については、「バックアップを取っていなかったためサイトが復旧できない」という相談が後を絶ちません。サイトが改ざんされた場合や、プラグインのアップデートによって不具合が生じた場合など、バックアップがなければ復旧に多大な時間とコストがかかります。


弊社では定期的な自動バックアップの設定にとどまらず、実際に復旧できるかの検証まで含めて対応しています。バックアップが存在していても、復元の手順が整備されていなければ緊急時に対応できません。バックアップデータの保存場所・保存期間・復元手順のドキュメント化まで一括して整備することで、インシデント発生時の対応速度を高めています。


セキュリティヘッダーの設定

セキュリティヘッダーはブラウザに対してセキュリティポリシーを伝える重要な設定です。X-Content-Type-OptionsはMIMEタイプのスニッフィングを防止し、X-Frame-Optionsはiframeを悪用したクリックジャッキング攻撃を防御します。HSTSはHTTPSの使用をブラウザに強制し、中間者攻撃のリスクを低減します。


Content-Security-Policyについては、外部サービス(アクセス解析ツールや広告配信など)との両立を考慮した設定が必要です。CSPを厳格に設定しすぎると正常なスクリプトがブロックされてしまうため、信頼できるドメインのみを許可するホワイトリスト方式で設定し、設定後はブラウザの開発者ツールで動作確認を行っています。


実際の診断事例

直近の対応事例として、あるクライアント様サイトの脆弱性診断結果をご紹介します。

項目

結果

セキュリティスコア

47点

総合評価

Eランク

指摘項目数

47件

主な指摘内容はセキュリティヘッダーの未設定・REST APIのユーザー情報漏えい・管理画面への平文通信リスクでした。弊社にて対応を実施した結果、これらの問題をすべて解消し、サイトの通常運営を維持したまま安全性を強化することができました。


セキュリティ対策は一度実施して終わりではなく、定期的な診断と継続的な改善が求められます。共有サーバー環境ではユーザーが直接変更できない項目も存在するため、ホスティング事業者のサポートと連携しながら対応を進めることも重要です。


OhshiroGroupのWeb運営支援について

OhshiroGroupでは、Webサイトの制作・SEO対策・コンテンツ運用支援に加え、セキュリティ診断への対応・改善提案も承っております。「サイトを作ったままセキュリティ対策ができていない」「診断結果の意味がわからない」「不正アクセスの痕跡がある」「対応を任せたい」といったご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

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